上京物語

1年前に出会った本で、数回読んでいる本がある。

 

喜多川泰さんの「上京物語」という本。

 

内容は大学進学を機に東京へ上京する息子に対して、父親が自筆の本を送り、その本を通して息子が今後の人生に思いを馳せるというもの。

父親が送る一冊の本の中では、息子と同名の人物が上京してからの物語が描かれている。大学、仕事、結婚、家庭を持つなど。だけどその物語には特にハッピーエンドではなく、東京に上京した人たちの大半の人生が書かれているというもの。

 

この本ではいつも自分を見つめ直させてくれる。

 

2年以上前の2018年8月に俺は東京に上京してきた。

本当ご縁に恵まれて、前職の社長を含め、たくさんの方からチャンスをもらって上京してきた。

 

上京当時は3ヶ月間の予定だったから、そこまで決意を固めてきてなかった。

だけど、3ヶ月では足りなくなり、1年以上になり心身共にすり減って、回復して新天地・新居に移動して、東京で3回目の年末を迎えている。

 

今は上京した頃の熱はあるのか?

答えは明確で、ない。

正確には上京した頃の想定よりも沢山の困難があって、背負う足かせが未だ取れてない事にある。

 

だけど、この本を見ると、ああやっぱ俺ってこの為に上京してきたんだなって思い出させられる。

別にどっかの社員になって一定数の給料が欲しかった訳でも、会社の隣の人に勝ちに来た訳でもなく、自分探しをしにきた訳でもない。

 

大学時代に語っていた様に、「沖縄からAppleを出す」そんな大きくて、自分が死んだ後も世の中に対して何か価値が残り続ける様な事を人生で成し遂げたくて、何かを成し遂げてから死にたかったからなんだよね。

 

俺が今所属している会社では3名ほど、俺が上記で記述している自分が死んだ後も何か残り続ける価値を実現している人がいる。

(あくまで俺が知っている範囲と感じている範囲で。)

 

その中の1人が言ってた言葉で俺の中でずっと残っている言葉がある。

「1日1冊本を読む。これを続ける。そしたら人と違う景色が見れるってずっと言ってるのに、実行した人が1人もいないんですよねー。」

実際この方はそれを実行して、民間企業の1従業員の立場(私の認識が薄いかもしれません。)で法律を変えた。

 

上京前に思い描いていた様に一瞬で物事が成功する訳ではないけど、

読書も含めて、もっと自己研鑽を日々続けていこうと思う。

 

 

※2021年3月28日追記

今は桜の季節。夜桜を見るために散歩してたんだけど、やっぱ東京に来たのは大きな事を成し遂げる為だなって改めて思った。

最近色々とうまく回って来たからそろそろ夢に一直線になれる土台が作れそう。

 

※2022年7月8日追記

この会社で尊敬してる2人とやっと仕事が出来る様になった。

1年半かかったけどめっちゃ嬉しい。

2人とも本当凄いし俺ってまだまだだ。