仮説を持つ、市場にぶつけるの繰り返しが新規事業

今回の人生における会社員生活もあと6日で終了。

最後の1年半は新規事業の責任者として仕事をしてきた。

 

後任の方に引き継ぐ為に学んだ事、次の構想、戦略からマーケ〜受注〜開発へのFBまでのドキュメント化、各種アウトプットの取りまとめをしてる。

 

新規事業で学んだ事を言語化しようと社内ブログを書き始めたんだけど、その過程で想像の何倍も新規事業から学んだ事がある事に気がついた。

 

今振り返ると国内市場にまだ存在してないジャンルのサービスを売るというのは、既に市場が存在しているサービスや事業とは性質が違って、誰一人答えを持ってない。

参考に出来そうな競合やサービスもない。

その中で事業として再現性を持った顧客獲得を実現するのは本当に並の事じゃないと分かった。

 

社内で一定ビジネスの経験がある役員やその領域の専門家の人たちとチームを組んで仕事をしてたから仮説の精度はそれなりに高いかなと思ってたし、僕らなりに何度も議論してたに関わらず、実際お客さんに届けようとすると仮説が上手くいった事の方が少なかった。

大小様々な仮説を100個は市場にぶつけてみたんじゃないかと思う。

 

起業の科学とか、始動のワークショップで「まだ誰も見つけてない深いペイン」「他の人が知らないペインの解決法を見つけられるか」みたいな文脈や、その為にはその道のプロから知見を借りるという事を書いてるけど、本当に新しい事をやる時は市場に仮説をぶつける。それを繰り返す以外に「まだ誰も見つけてないペインや解決方法」は見つからないと思う。

 

というか仮説を立て続けて、市場にぶつけて、チューニングして、これの繰り返しでしか実現できないと思う。

ネットに載ってないし、数字だけでは分からないし、社内や社外の知見では見つけられない。

 

それが肌感で分かっただけで、この1年半は経営者としての人生に実りのある時間だった。

これから僕らがやろうとしてる事は誰も実現した事ないジャンルだけど、実現できたら確実に人に感謝される意義のある事業。

仮説を持って市場にぶつける事をスピーディーにやっていく。