僕は絶対に揺るがない世界で1番尊敬する人と2番目に尊敬する人がいます。
世界で1番目は、女手一つで僕ら兄妹4名を育ってて、泣き言どころか毎週友達と遊んで挙句の果てに「バツイチの会」とか作り始めて人生を楽しんでいるお母さん。
そのお母さんを育てて、85歳の今も現役の植木/庭職人のおじいちゃんは世界で2番目に尊敬してます。
今日は創業の挨拶も兼ねて、おじいちゃんの所に行きました。
昔の記事にも書いたけど、
僕が自分の会社を創ろうと最後の覚悟を決めたのはおじいちゃんが心筋梗塞で倒れた時に何も出来ない事が悔しかったからです。
この出来事がもともと会社を創ると決めてた決心を揺るがないものにしました。
5ヶ月前に心筋梗塞で倒れ、3週間近く入院したおじいちゃんは今は何と、
週6で仕事をしています。笑
仕事を始めた最初はおばあちゃんを含めみんなが心配していましたが、木を運ぶための軽トラを中古で買った時から心配するのを辞めました。笑
おじいちゃんは14歳の頃から家族を養う為に仕事を始めたそうです。
その後おばあちゃんと結婚し家族を持ち、八重山から沖縄本島にきて人の家を間借りさせて貧乏生活を始めたのが50年近く前。
沖縄本島に来た時は貧しくて仕方なかったとのこと。それでも個人事業主として、木を作って、庭を作って、家族は増え、こんな感じの写真ができるぐらい。
そんな儀間家の大黒柱で尊敬するおじいちゃんがこれから会社を立ち上げる僕に話したアドバイスが心に刺さったので、今日は記録として書き留めて置こうと思います。
(かなり心に響いたから忘れないと思うけど、僕は僕の記憶力を全く信頼していないw)
心に響いた言葉は主に二つ。
一つ目は、
「アレもこれも手を出すんじゃなくて、まずは一つの事を続けなさい。」ということ。
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おじいちゃんの周りには、たくさんの同業者がいた。個人事業主や経営者の方もたくさんいた。
だけど、自分のやると決めた事をやり切ったと言えるまで出来なくて、儲けれるからといって色んなものに手を出した人たちはみんないなくなった。
まずは色んな人から「この仕事なら勇樹に」と言われるような仕事を一つやり切って見なさい。
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おじいちゃんの植木職人歴は、60年以上。
庭師を始めたのは植木の事業が形になってから。
(それでも庭師は40年ぐらい極めているw)
植木の事業が形になり、その木を求める人が庭もお願いし始めた事がことの始まりらしい。
一度の庭作成は数百万もあるとかいう職人の境地に来ていることは最近知った。
金額は指標の一つに過ぎないけど、少なくともおじいちゃんの仕事の価値がこんなにも高く、かつ求められていることになる。
庭作りは一定の収益を出せるらしいけど、それでも植木を作り、自分たちの木に圧倒的な自信があるからこそ良い庭造りができるらしい。
目の前の利益の為に机を作る僕とは大違いだ。本当。
二つ目は、
「どんな小さな仕事でも今の自分の精一杯でやる」ということ。
繋がりもないなか個人事業主として仕事を始めたおじいちゃんは、最初は大きな仕事がなかなか出来なかったらしい。本人曰く実力も足りなかったらしい。
だけどその代わり、来た仕事は今の自分が出せる精一杯でやり続けたみたい。
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実績もない人に仕事をくれた人には感謝しなさい。
その人の期待に全力で応える為に全力でやりなさい。
こんなんでいいかって言う気持ちが残るような仕事はやっちゃいけない。
必ず「やりきった!これ以上はない!」って自分が心の底から思える仕事をね。
その姿勢は必ず人に伝わって仕事の結果にも繋がり、巡り巡って自分に幸せが帰ってくるから。
だから仕事は一生懸命やるんだよ。
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5年前からやっと日曜日に休みを取るようになったおじいちゃん。
14歳から80歳までこの姿勢で仕事を続けた結果が、家族からも仕事仲間からも友達からも尊敬される人になっている。
そう思うとおじいちゃんの偉大さを感じずにはいられない。
(BLUE GIANTの大みたい。)
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「100歳まで生きないとね。そしたら勇樹の成功も見る事ができるさ。楽しみだね。」
今日の帰り際にこんな事をおじいちゃんに言われた。
僕はこんな事をおじいちゃんに言ってもらえるほど、何も出来てないし何も残せていない。
おじいちゃんと比べると今の自分の器は本当に小さい。
でもこんなカッコよくて尊敬できるおじいちゃんに期待されたらやっぱり嬉しいし、良いところ見せたい。
だから必ずおじいちゃんが元気なウチに成功の片鱗を見せれるような所までここ5年で到達するって今日決めた。
おじいちゃんにかっこ良い所見せたいっていうのは、会社を頑張る理由の全てではないけど、会社を頑張る大きな理由の一つになりました。
本当に結果を出したい。
あー泣きそうw
来週法人登記です。頑張ります。
大好きなおじいちゃんとおばあちゃん。おじいちゃんは超愛妻家です。笑