僕はヘルスケア/ヘルステックの分野で起業することにしました。

最近結構辛い経験をしました。

 

2月23日はMakers Universityのプロジェクトワークの最終発表と自分の事業プランの発表をマーソの西野さんという起業家にやる機会がありました。

 

その日に向けて2週間準備をしてきて、僕の尊敬している起業家でもある西野さんから出資を受けてやるぜ!という気概で望んでました。

発表は午前10時からで、僕はその為にチームのメンバーと最後の打ち合わせを行なっている時に母から急に電話がありました。

 

 

正直いつもの大したことない話かなとか思って取らないでおこうかと思ったのですが、よく考えるとこの時間、母は仕事しているから何か大事な話かもと考え電話を取りました。

 

 

「おじいちゃんが心筋梗塞で倒れた。

1回心臓が止まってまた戻ったけど、これから緊急手術で助かるかは分からない。

 

私もこれから病院に向かう。」

 

と泣きながら言われました。

 

頭が真っ白になって何を言っているのか理解するのに時間が掛かりました。

でも電話の向こうにいる母があまりにも動揺していたので、

とりあえず母に落ち着いて運転をするように促して電話を切りました。

 

僕は目の前のピッチをどうしてもやり切りたかったので、動揺しながらもチームメンバーには一言もこのことを話さずにピッチを行い、何とか4/6にマーソ本社で社員やその他の人の前で再度ピッチをする機会を頂くことができました。

(ちなみに心の中では、「ここで最大限のピッチを出来たらどんな困難でも乗り越えれる。大丈夫、出来る。絶対出来る」みたいなことをめっちゃ呟いてた。)

 

その後は速攻で飛行機のチケットを取り、成田空港へ。

成田空港へ向かう途中の成田エクスプレスの中は本当に苦しかった。。。

 

「何ですぐに俺は駆けつけることが出来ないんだろう」

「何で駆けつけても何も力になれないんだろう」

「沖縄までこれから6時間もかかるとか嫌だ。ワープしたい」

 

とかそんなことばっかり考えて、飛行機に乗って沖縄へ。

いつもは熟睡する飛行機でも最悪のことばっかり考えていました。

(最近、自分は感情が無いと思っていたからこの時に出てきた涙で感情があることを実感できた話はまた後日。笑)

 

沖縄についてすぐの電話で、手術中に5回心臓が止まったがおじいちゃんの手術は無事成功し、一命を取り止めたことを聞きました。

 

その日から沖縄にいた5日間は毎日おじいちゃんの病院へ。

 

病院のベットでたくさんのチューブに繋がれ、意識を取り戻さないおじいちゃんの姿を見るのは結構辛かった。

そのおじいちゃんにおばあちゃんが話しかけているのを見て涙を堪えるのは本当大変だった。

 

でも何とか沖縄最終日には、

意識を取り戻したおじいちゃんと会話することが出来て、先週おじいちゃんは退院することも出来た。

 

この時の経験は本当に苦しくて、

正直、この不安と後悔で溢れる気持ちを二度と味わいたくないし、無力な自分を嫌という程実感するのを繰り返したくないです。

 

だから僕は、

心筋梗塞を予想し、未然に防ぎ、健康状態を保つサービスやデバイス」を作ろうと思います。

 

日本の三大死因の1つである心臓系疾患の大きな割合を占める心筋梗塞を予想できるのは大きな意義があるし、何より僕はこんな経験を二度としたくないし、おじいちゃんとおばあちゃんには健康で楽しい日々を1日でも長く過ごして欲しい。

 

元々西野さんへのピッチで提案していたのは、

「トイレに設置した尿チェッカーから毎日ビタミンとミネラルのデータを取得し健康状態を見える化。週に一回その人に合わせたサプリメントやトクホが自宅に届き、健康を保てる。」

というサービスでした。

(技術的には実現可能。オリジナル性と面白みに欠けるけど。)

 

その健康の見える化を、心筋梗塞を未然に防ぎ、長期間の健康を実現するという目的に変え、新しくサービスやデバイスを作ります。

 

今サービスを考える上での大きな課題を2つ克服しないとはいけない。

①何のデータをリアルタイムで取るのか?その時のデバイスは?

→血液などのコレステロール値を毎日取得したり、血圧や心電図を毎日取れば予想は出来る。ただし、心筋梗塞の前段階である狭心症まで予想できるかは微妙。2週間前に早稲田の研究室に行った時にシール状の汗から疾患を予想するようなデバイスは割と好きだった。

 

②データを取って未然に防ぐためにどうやって、使ってくれる人に行動をしてもらえるか?言い換えると健康維持の行動をすることはどんなインセンティブになるのか?

→この前ツイッターとかで取ったアンケートや医者の友達と話してて分かったことは、人は健康には投資をしないし、継続して健康の為に行動が出来ない。

 

とまあ色々考えることはあるんだけど、僕はとりあえずこれをやることにしました。

 

僕が今考えている理想は、

「がん/脳卒中/心臓病の三大死因になる人がそもそもいなくて、寿命が1番の死因でありほとんどの人が健康に楽しく100年間を過ごす」

です。

 

これが実現すれば、

人類にだいぶ貢献でき、僕が目指している世界的企業を沖縄から出すというビジョンもクリアできます。

 

運が良いことに、この事業を起業として形にすると決めてから、Makersなどのお陰で上手く形になろうと回り初めています。

 

これからDMM.makeの設立者である小笠原さん、人間ドッグのデータを国内で一番多く持ちゲノム関連など様なベンチャーに投資しているマーソの西野さんがメンターになってくれます。

(これは確実。)

 

そして6月からはDMM.makeと科学技術集団のリバネスがやっている町工場とベンチャーを繋ぐコワーキングスペースなども使わせて貰えそうで、プロトタイプから量産化まで出来るかもです。

(最初は沖縄でプロトタイプでユーザーテストをする予定)

 

大変幸運なことに出資の声をかけてくれる方も何名か。

あと、6月には法人登記します。

(沖縄に本社置いて、東京に支社の予定。僕は4月から名桜に通うから月の半分は東京で半分は沖縄とかになるかも。。。)

 

ただ、

4月から僕と沖縄or東京で一緒にやってくれるメンバーがまだ見つかってませんw

 

なのでこの記事は僕の決意表明と誰か一緒にやってくれる仲間を探す為に書いてます。

もし良かったら僕と一緒にこの事業を形にしませんか?

(興味ある人はお話を聞いてくれるだけでも、横から応援しれくれるだけでも死ぬほど喜びます。笑)

 

ということで僕は、ヘルスケア/ヘルステックの分野で起業することにしました。

高校時代までの日々で自分の大切な部分(基礎)は形成されていると思うのです。

今日は恵比寿の近く?にある香林院というお寺で座禅会に参加してきました。

 

www.enjoytokyo.jp

 

いつもは鎌倉にある建長寺というお寺で座禅を行うんですが、時間と距離的に近場で済ませようということでやってきました!

正直雰囲気は建長寺の方が10倍ぐらい良いのですが、自分と向き合うという意味では香林寺もよかったです。

 

座禅は25分間の2回行うのですが、

その間足を整え、半分だけ目をあけ、視線は斜め前に落としながら背筋を伸ばし、呼吸に集中します。

 

正直日常生活で50分間もぼーっとする時間はないので、

普段は考えないようなことを考えたり、思い出したりします。

 

僕は、自分の大切なことや考えかたって何だっけ?

そもそも今の自分の原点って何だっけ?

って感じのことをずっと頭に止め、小学校時代から高校時代を思い出しながら座禅をしていました。

(本当は考えちゃダメw)

 

小学校時代にいつも通っていた通学路や給食のワゴンを長い廊下で勢いよく走らせて事故ったり、バスケ部のメンバーで友達の家のバスケットコートや庭で騒いでバスケしながら、ガラスにボールを当てて焦ったりみたいな日々を、

 

中学校では、ベランダで休み時間にたむろうのが好きで通学途中で友達が拾ってきたAVをフリスビーにして投げてたら落としてダッシュで証拠隠滅したり、野球部の監督がWBCを授業中につけてクラス全員で応援したり、

 

高校生では、部活の新入生紹介をピロティでやり新入生がほとんど男子の中、1人でスピーチしている同級生のマネージャーをみてこの人すげー!って好きになったりw、今は疎遠になってしまった友達のちょっと狭い部屋でスマブラしながら語ったり、友達の家の屋上で夜からドリブル練習して将来のチーム像を描いたり、おでん食べながら意味もなく近くの公園のブランコで補導時間まで語ってたり、1日の終わりには山内公園でバスケを幼馴染達と公園の電気が消えるまで続け、電気が消えた後もダラダラしてめっちゃ笑ったりしていました。

 

そんなエピソードを大量に思い出しながら、

小学校から高校まで、大切な友達や先輩、後輩のお陰で笑いと感動に溢れた青春時代を送っていたことに気がつきました。

本当にこれ以上ないぐらいの充実した日々を過ごしてました。

 

そんな幸せな青春時代の中に今の自分の根本が形成されたエピソードがあることに気がつきました。

 

先輩や同級生とバスケでの1on1の日々です。

僕は1on1が好きでした。

ディフェンスはあんまり好きじゃなかったんだけれども、点を決めたらもう1回オフェンスが出来る楽しさや勝ち負けがハッキリと分かったり、

しかも3Pやドライブなどそれぞれの得意な技で真っ向から勝負できて、ポジションや身長の違いはあれど勝てたりするのが好きだったんです。

 

だから朝練では、自分より10cm以上大きいのにシュートがめちゃめちゃ入る先輩や自分より何倍もドライブも上手くセンスがある先輩、同級生で朝練にくる足が死ぬほど速いやつやディフェンスが上手すぎるやつと1on1をさせて貰い、いつもボコられたりしていました。

夜は山公でほぼ毎日幼馴染達とバスケをしていて、そこでもバケモノのような上手いやつとかと1on1をするんだけど、あんまり勝てない。笑

 

そんな1on1は、

勝てないような先輩や友達に挑戦するのはすげー楽しくて、負けたらめっちゃ悔しいし、勝ったらめっちゃめちゃ嬉しいし、勝っても負けても楽しいからとりあえずもう1回挑戦する。

しかもその中で新しい技に挑戦し、上手くいけば試合で使ってみる!などお試し的な役割も出来てました。

 

この【挑戦することが楽しい!】

そして出来れば【勝ち負けが分かって、改善したり新しいことをしながらまた挑戦する!】

というサイクルを作ることが出来たのは、今の自分根本にある大切なことの一つです。

 

これからもあの大事な時間や感じたことを心に留めながら、

自分が今出来ないけれども、勝てないかもしれないけれども、それを超えれたら何かめちゃめちゃ楽しそう!って思えることにチャレンジし続ける生活を送っていきたいな。

 

とそんな風に思った座禅でした。

なので、週一で通っていこ。笑

 

また面白いエピソードを思い出すかもしれないし。笑

 

 

 

 

 

いつも通りのスタート

今日から始まるMakers Universityという1年間のプログラムに参加するに当たっての心境を。

makers-u.jp

正直楽しみと不安が混じっている感じ!自己紹介見てても思うけど、自分より何倍も凄いやつらがいるし、実践者がいる。

本当自分ってまだまだだなって思い知らされる。

 

でも実はこれはいつものこと。

 

名桜大学入学した時もレポート作成論についていけなかったり、

GPACに参加してGPACの恥とか言われた時も、

初めてがちゆんのプレゼンを見てこんなに凄い人が沖縄にいたのか?とか思ったり、

古田さんと初めてビジコンであって、圧倒的な頭脳とアイデアにぼろ負けしたり、

シリコンバレーで戸村さんと会って、ボコボコにされたり、たいきさんとリョージと生活してプログラミングの出来なさに嘆いたり、

カヨウと会って自分よりも頭良くて悔しくて仕方なかったり、

LAハッカソン戦力外通告されたり。

G1では全く自分の印象も残せず、何も新しいことを生み出せずただ終わってしまったり、

始動でも結局大学生の枠を抜けることが出来なかったり、

 

本当、全敗。笑

 

いつも通り自分が底辺からのスタート。

でも1回勝てれば良い。自分の人生を賭けれるようなことで負けなければいい。

それ以外は全部負けても何も問題ない。

 

いつも出来ないからのスタートだから、愚直に努力できるのが儀間の強みだ!って尊敬している人が昔言ってくれて、

自分を応援してくれる何名もの人が儀間なら、儀間さんならどうせやるでしょ?って言ってくれるのが嬉しくて、

あんなに俺を毛嫌いしていた教授が、いつ起業するんだ?メンターはしっかりな!とかアドバイスくれたり、

 

周りの期待に応えるために成りたい起業家ではないんだけど、

それでも周りからの期待は嬉しいし、素直にやる気が出る。

 

Makers UniversityG1サミットもあるこの1週間は

自分の人生の中でもトップ3に入るぐらい刺激的な日になりそう。

もともと空っぽの頭なんだから、少しでも自分より優秀な人たちから吸収して自分の血肉にしたい。

 

今年は起業家として名乗りをあげる。

それ以外のことはしない。

 

今週も楽しんでこー!!!

2017年を振り返って。

今年も残すところあと1時間。

2017年は本当にいろんな事がありました。

 

でも特に印象に残っているのは、昨日の地元飲み会での幼馴染の発言でした。

 

「お前、恥ずかしいばーよ。学生だし口だけやし。」

 

みたいなことを言われました。

 

 

毎年、俺は起業家になる!沖縄からApple(世界的企業)を出す!

 

って言っていて、

 

今年はその目標通り、始動やハッカソンなどで実際にプロダクトとかを作っていて、自分の中では起業家に近づいているつもりだったからこそ、その幼馴染の発言に対して、めちゃめちゃ怒りが込み上げてきて、怒ってしまった。

 

でも一日経って冷静に考えてみたら、

 

実は俺って本当の意味で起業家への道へは全く挑戦してないんじゃないか?

って気づいてしまった。

 

本当に起業家になりたいなら、もっとビジネスアイデアを考えているべきだし、

イデアとかじゃなくて、本気でチームを組んで実行するべきだし、

会話の中心はこれからどんな世界を創って行きたいかになるべきなのに、

 

今年の自分を振り返ってみたら、

G1とか始動とか、新しい環境に飛び込む時はいつも過去の実績ばっかり語っている。

自分が何者なのかをアピールすることで必死だったりしている。

 

でもそれって自分の起業家って道には何もプラスないんだよね。

本当ならその場で自分のアイデアや実現したい未来をピッチして、色んな人を巻き込んでいるべき。

 

なのに自分がやってきたことは結局ポーズでしかなくて、

それを無意識でやっていた自分が本当に悔しくて、

 

ああ結局2017年の1年間は、

自分の中でやっているアピールをしている範疇から抜け出る事が出来ていないことに気づいてしまった。

思えば2016年もシリコンバレーで悔しい思いをしてきて、全く同じことを今年も繰り返している。

 

悔しい思いをたくさんしてきて2016年と2017年。

でもその悔しさに正面から向き合っていなかった2016年と2017年。

 

もういやだ。

今日の振り返りと幼馴染のお陰で気づいたこの悔しさは絶対に忘れないし、同じ気持ちを来年の最後に味わいたくない。

 

だから、今年は起業します。

今起業する事が本質ではないんだけれども、少なくとも自分が本当に世界を変えたいと思っていてその為に必要なプロダクトを創ったり、チームを組んだり、それを創る為にインターンとかする必要があるならするし、プログラミングが必要ならやる。

 

だけど、

自分の夢に関係ないことはもうしない。

 

自分を変える。

絶対にやる。

 

ダッサイ自分とはお別れを決意できた2017年の最終日でした。

具体的な目標は明日一日中を通して、考えてまた書きます。

 

今年、僕と一緒に過ごしてくれたみなさん。

本当にありがとうございました!!!!

 

来年もよろしくお願いします!!!

お互い楽しんで行きましょー!!!!!

 

あれから2年、これからの3年

1115日は、僕にとっては凄く特別な日です。

 

2年前の今日、Movement2015というイベントを開催しました。

そのイベントまでの8ヶ月間の日々は、文字通りガムシャラな日々で、一日一日が濃い日々でした。

 

 

Movement2015は、「ターニングポイント」と言うテーマを中心に、

自分の芯を持って前に進み続け沖縄の若者のロールモデルになるような社会人のプレゼ

ン「Message」と

これから自分の夢を追いかける情熱溢れる学生のプレゼンコンテスト「Ignition」と

参加した学生が自分も何かしたい!と言う気持ちになった時に参加できる学生が活躍する団体ブース「Action」の3つで構成されたプログラムを1200名の学生に届けるイベントでした。

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あのイベントをやり遂げることが出来た一番の理由は、

8ヶ月間共に頭と足を動かし続けたMovementメンバーのお陰でした。

 

 

 

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僕は、人への気遣いが得意じゃないので、

たくさん皆を傷つけたりして、喧嘩もめっちゃしました。

正直、うざいとかそんな事を思われるような事を数えきれないぐらい沢山してしまいました。

それに何名かのメンバーに取っては、Movementをしたことがマイナスに働いたり、やり遂げた事に誇りを持てるような事じゃなかったかもしれません。

 

だけど、

Movement2015から変わることが出来ました!」と言ってくれる子が、

2年経った今でもいることは、

 

Movementメンバーとのガムシャラな8ヶ月間の日々が

「誰かにとって意義があった」と思えて、素直に嬉しい。

 

本気で挑戦したあの経験が、今の自分の財産になっている。

そんな気がします。

 

 

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余談ですが、、、

2年前の日々は本気で頑張っていたから、1日中ずっとGReeeeNの曲を聞いて、落ち込みそうな時に自分を励ましていました。笑

 

だけど2年前から2ヶ月前までの日々は、

「全力でやっていない」「本気で挑戦していない」って事を心の奥では分かっていたので、挑戦してない自分への後ろめたさからGReeeeNの曲を全く聞いていませんでした。

 

今、

 

僕は、「沖縄から世界的企業を出す」と言う夢に続くような厳しい道への挑戦をしています。

 

正直、本当にハードルが高いし、このハードルを超えても夢にどれだけ近づくかはわからないので、かなり向かい風の挑戦なんですが、本気でやっています。

 

大学卒業までの期間を含めたこれからの2~3年間は、自分の専門性と基礎と大きなプロジェクトをいくつも推進し着地させる経験を積み上げて行きたい。

(挑戦している内容については、直接会った時に聞いてねwいくつかあるので。)

 

だから、また毎日GReeeeNの曲を聞いて自分を励ます日々を送っています。

 

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【苦しんでもがきながらも前に進む】

 

そんなガムシャラに挑戦できる日々にまた出会えて嬉しいです。

 

 

 

 

今はMovementメンバーとは、離れていたりして話をする機会などは少ないですが、

自分の夢に本気で挑戦しているメンバーにいつも刺激をもらっています。

 

2年前のあの頃のようにガムシャラに自分の日々を過ごしているMovementメンバーと、お互いのこれまでやってきた事を肴に飲み交わせる日々が楽しみです!!!

 

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久々に語りましたが、明日も地道に努力しますw

これからも色々と楽しんでいきましょー!

プロトタイプは紙でいいから素早く作るべし。作ってやってみるまではほとんど何もわからない。

9月21日、22日に第三回始動に参加してきました。

今回のテーマは、「多様性の中で課題を解決する」というもの。

 

この二日間の講師は以下の方々でした。

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今回の講義も大分内容の濃ゆい回でした。というか、僕に取っては毎回、毎回学びが多くて楽しい。

(自分のレベルが追いついていないから苦しいでもあるんだけど。笑)

 

今回は、主にどうやって事業を作り上げるのか。その為にどんな方法が適切なのかみたいな話でした。

 

一日目と二日目の講義の中で学んだことを少しばかり紹介。

 

講師の方々が言ってた話で共通していたのは、

 

1.あなたの事業が誰のどんな課題を解決しているかが重要。そして、その課題を解決するようなプロトタイプは紙でいいからとっとと作りましょう。

2.ビジネスモデルは、誰のポケットからあなたのポケットにどうやってお金を移動するのか?ということを明確にするだけでいい。

 

ということでした。一つずつ解説。

 

1.あなたの事業が誰のどんな課題を解決しているかが重要。そして、その課題を解決するようなプロトタイプは紙でいいからとっとと作りましょう。

 

もう正直、聞き飽きたフレーズなのですが、「誰のどんな課題を解決しているのか?を明確にしていないと自分たちの技術を押し付けるだけの自己満プロダクトになってしまいます。ので、まずは課題(PainやProblemとも言う)を明確にすることが全ての始まり」とのこと。

 

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、これができていない事業プランが本当に多すぎる。と投資家の浅田さんが強調して言っていました。

 

浅田さん曰く、課題(Problem or Pain)の定義づけに必要なことは3つ。

1.Who?誰の問題?

2.What?どんな問題?

3.How Big?どのぐらい大きな問題?

 

その後、課題が明確化したら、チームで議論し、適切な解決策(Solution)を出し、すぐにMVP(Minimum Viable Product)一番小さいプロトタイプを作って試してみる。

 

一番小さいプロトタイプとは、課題解決の為に必要な最低限の機能を備えたもの。

 

少しわかりにくいかもしれないので、図で説明。

 

馬よりも速く目的地につける新しい移動手段が欲しい!という課題があった時に、

 

図のように、新しい移動手段を作る為にいきなりタイヤや枠組みやボディなど作らないと行けず、完成までに長時間必要な車のような完成形をいきなり作るのではなく、最初はスケボーでもいいから走るものを作り、それが上手くいけば徐々に大きく形を変えたりして、車にたどり着こうとのことでした。

(ボディやタイヤはそれ単体で人が移動することができないので、実験ができない。なので、新しい移動手段を試すという最低限実験ができるものを作る。)

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つまり、いきなり完成形は絶対作れないし、完成形を作ろうとして大量の時間を割くよりも小さなもので実験しよう。とのことでした。

 

2.ビジネスモデルは、誰のポケットからあなたのポケットにどうやってお金を移動するのか?ということを明確にするだけでいい。

 

これは家庭用ゲームとスマホゲームの例を出して説明してくれました。

スマホゲームがヒットし、家庭用ゲームが売れなくなったという話がよく出てきますが、実はゲーム市場全体のパイはそこまで変わっていない。

 

どうゆうことかと言うと、

消費者が、DSやプレステなどのハードに払っていたお金を、スマホのゲームのアイテム課金などに使うようになっただけ。つまり、家庭用ゲームという財布に今まで流れていたお金が、スマホゲームという財布に流れただけ。

 

よく起業家の人たち(もしくは起業家を目指す人たち)は、自己陶酔状態に陥っているので、自分たちは今までにない市場を作っているんです!といいがちですが、その可能性はほとんどなく、あくまで財布の移動が行われているだけ。

 

自分たちの商品が活気的に見えたとしても、それで新しい市場ができることはほとんどなくて、絶対に元々の市場がある。自分たちのお客さんが今までどこにお金を使っていて、その人たちにとって、どんなメリットを既存の商品よりも出すのか。を突き詰めて考えることが、結果として良いビジネスモデルになるとのこと。

 

 こんな感じのことを講義の中では学びました。

 

そのあとf実際にある課題に対して、プロトタイプを作り、ビジネスモデルを設計するワークをグループでやりました。

 

各グループに1人の男性のペルソナを渡され、その人の日常の行動などから課題を発見し、それを解決する為のプロトタイプを作ることをやりました。

 

細かい部分は割愛しますが、「友達と旅行するけど金銭のトラブルに陥りがち」という男性に対して、僕らが作ったものがこの「One財布」というもの。

One財布

 

僕らのアウトプットはともかく、

このグループワークで僕が凄く驚いたのが、課題発見、プロダクト設計、プロトタイプ作成までがこのアプリを使うと1時間半ぐらいで出来てしまったこと。

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作ってみて初めてわかることや、議論がより具体的かつ有益なものに出来たので、紙でもいいから、まずは作ってみることが大切だと感じました。

(本当にこのProttはおすすめです。使いたいけどやり方わからない人は今度一緒にやりましょう!)

 

今回の始動で学んだ一番大きなことは、

プロトタイプをささっと作る方法とそれを繰り返すことで事業プランは、より実現性が上がっていくんだいうことを実感値として持てたことでした。

 

もちろん講義も凄く為になったんだけど、結局やってみるまでは何もわからない。

だからまずは一番簡単なものから作って一杯失敗や意見をもらって、どんどん早く改善していこうと思った。

 

僕らのプロジェクトにも今回学んだことを反映させていこう。

使う人を観察し、その人たちの行動から新しい価値を作る

「日本企業は、自分たちの作れるもの、今持っているアセットを元にプロダクトを作ることが多い。結果顧客が本当に求めているものとずれることがある。」

 

8月25日、26日に参加した始動では、開始五分でいきなりこんなことを言われました。

僕ら始動生は120名のうち、70名ぐらいが大企業(一部上場企業)の方々なので、大きくうなづく人もいれば、苦い顔をする人もいました。

 

今回の僕らの講師は、この方。IDEOは、世界で最初にデザイン思考を取り入れた企業であり、その文化をGoogleFacebookに浸透させ、今ではシリコンバレーの様々な企業がプロダクト制作の中心に「デザイン思考」を明文化し、取り入れている。

(と言っていました。笑 でも世界中にいろんな支社があったりメディアの取り上げ方が半端ないです)

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デザイン思考とは、ざっくり言うと人間中心のデザインをしよう!と言うもので。人間中心のデザインをするためには、ユーザーの行動をじっくり観察し、その人たちの行動から課題を発掘し、早い仮説検証で解決して行く。ことが必要。

 

IDEOが手がけ、デザイン思考で解決した一つの事例を紹介。

 

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Bank of AmericaからIDEOに、「若者の預金口座開設者を増やしたい!」との依頼がきたとのこと。アメリカは、銀行に預金すると言う概念自体が強くないので、あまり口座開設をする人がいないので、苦労しているとのこと。

 

そこでIDEOの人たちは、2ヶ月ぐらい若者やその家族、計8家族に張り付き、この人たちの行動特性を観察した。そこで注目したポイントは三つ。

 

1.アメリカの若者は買い物の支払いをデビットカードですることが多い。

2.アメリカの若者は自分で貯金することが上手くない。

3.アメリカの若者は、3.6ドルの買い物を現金でするとき、4ドルの支払いをして、お釣りはいらない。と言う。(その行為がクールだ!と言う雰囲気がある)

 

この3つのポイントから生まれたのが、「Keep the change」と言うサービス。

3.6ドルの商品をデビットカードで支払いをするときに、4ドルが口座から引き落とされ、その差額分の0.4ドルが自動的に別口座に貯金される。一年も使うといつのまにかかなりの貯金ができてハッピー!

と言うもの。これがヒットし、貯金用の口座を作るために多くの若者が口座開設した。これはアメリカの様々なメディアに取り上げられている。

 

これは顧客の行動を観察せずに、会議室だけでマーケティングのプランを考えているだけでは絶対に生まれなかったサービスであり、デザイン思考だから生まれることができた。

 

こういう風に、顧客の行動から、顧客が本当に求めている商品を作ることがデザイン思考である。

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僕らが二日間かけて行ったのは、グループであるテーマに沿って、仮説を立ててみる。その後、実際のユーザーの特徴などを2時間ぐらいのフィールドワークでたくさん特徴を見てくる。ユーザーの特徴から、真に取り組むべき課題や問いを見つけ、それを解決するためのアイデアブレインストーミングをする。数を出した中から、その中でメンバーが取り組みたいものを選んで、それのプロモーション動画を一時間ぐらいで作成する。

 

と言った感じでした。図にするとこんな感じ。

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そんなこと言ってもわからないので、具体的な事例を出します。笑

 

今回のテーマはこれ。

How might we create an innovative Mobility/tourizm experience in Osaka that is the most desirable and innovative in the world for foreigners?」 

どうすれば外から来た人のために大阪で世界一イノベーティブで求められる移動もしくは観光体験を作ることができるだろうか?

 

世界でもっとも魅力的な都市に、日本の東京、京都、福岡は毎年20位以内に選ばれています。しかし、大阪は一度もランクインしたことがない。関西空港があるから様々な外国人が訪れるが、京都など行くための通過点になってしまっている。それを世界一魅力的な体験を生み出すことで、大阪も多くの観光客が訪れる都市にしよう!

 

と言うのがテーマの背景でした。ここからはざっくり書きます。

 

このテーマを与えられた後に、

チームで、大阪の観光地と移動手段を調べて、実際に大阪の街へフィールドワークに出て行きました。

大阪の街では色々な気づきがありました。

 

例えば、

「自転車が多い。だけど、駐輪場の数が少ない。」

「街のテーマが統一されていなくごちゃごちゃしている。」

「大阪地下街などは英語標識も、wifiもなく、ごちゃごちゃしていて必ず迷う」

などなど

 

フィールドワークから帰って来て、気づいたことからPain(苦しい経験)を中心に、本当に取り組みたい、取り組むべき問いを抽出する。

 

 「我々はどうすれば、大阪地下街に外国人観光客が来たくなる日本有数の観光地にできるだろうか?」

 

というテーマを抽出し、ブレスト。

そこから出たアイデアは、「Japan in 大阪地下街」というコンセプトで、外国人が迷わない。更にここに来ただけで日本の全ての食と観光地の写真が取れるものを作ろう!ということになりました。

 

細かい部分は割愛しますが、

要は顔出しパネルの記念写真みたいなのを、47都道府県分作って、ここに大阪のお笑いの要素を取り入れて行こうとかのアイデアがいくつかある感じです。 

 

そのあとはプロダクトの1分半の紹介ムービーを30分で作るという作業。

 

これが僕にとっては地獄だった。

なぜなら僕らチームは誰1人、画像編集や動画編集できる人がいなく、結局全部僕がやった。普通に苦しかった。笑

 

最後にそのムービーを全体発表して終了。

 

結果だけ言うと、

僕らのチームは20チーム中3位で副賞として本をもらいました。笑

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今回はプロトタイプまでは作らなかったが、二日間を通してやったこれらの工程を2週間ぐらいで10回近く回して、ユーザーにとって価値のあるものにブラッシュアップして行くのが、本当のデザイン思考ワークショップだということ。

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結局、会議室で事業計画書の上での議論は、

机上の空論でしかなく、イメージを形にしてから、初めて意味のある議論をすることができる。

 

そんな風に思うことのできた始動第2回目でした。

 

もう一度、僕らの商品が誰かのためになるものなのか?自己満足や押し付けになる可能性がないか考えようと思った二日間でした。